火曜日~木曜日まではベネト州 Veneto。
今回はシェフとアシスタントの2名で授業が行われました。 授業の話はまた別ですることにして・・・ 水曜日の夜に、彼らがセニガリア senigallia にあるウリアッシ uliassi というレストラン ristoranteに行くと聞いたので、アメリカ人のjenniferと一緒に行って来ました。 間違いなく自分1人だけなら行かないし、なにより、シェフといろいろ話ができると思ったのです。 授業が終わってから近くのホテル前に7時に待ち合わせをして出発しました。 ここイエジからセニガリアは、高速を使っておよそ30分。 車を駐車場に止めた後、近くのbarで食前酒 aperitivo を頂きました。 イタリアでは、barで軽く飲んだ後にレストランに向かうのが通例。 スピリットという名前の食前酒で、aperol というお酒とソーダ水とオレンジジュースを1:1:1で割ったもの。 味はカンパリオレンジに近いですが、それよりもかなり軽いし飲みやすいです。 ドリンク1杯におつまみが3種付いて5.25€。ここはシェフがご馳走してくれました。 ここで1時間くらい過ごし、8時半頃に目的のウリアッシに行きました。 このristranteはガンベロロッソに載っているお店で、格付は90点の3本フォーク。 きっと自分だけで来たら落ち着かないでしょうが、今日はイタリア人がいるから大丈夫。 料理はデグスタツィオーネ degustazione というコースメニューを選びました。 1皿づつの量は少ないのですが、いろいろな味が楽しめます。 それでは頂いた数々の皿をご紹介。 日本語訳は間違っているかもしれません。あしからず。 じゃがいも、牡蠣、トロピア産玉ねぎをカラメルにしたジェラートとチョコレート Patate, ostrica, gelato di cipolla di Tropea caramellata e cacao 温かいものと冷たいもの、塩味のものと甘いものが1皿に合わさりました。 アカザエビの禅(だと思います) Scampo Zen 荒くあわ立てた卵白の下に生のえびがあります。周りのはメロン。 何で「zen」なのか分かりませんが・・・和風?ということなのかも。 うに Ricci di mare うにのムースのようなものと海草、トマトのジュレ。ものすごく繊細な味。 野生のハーブのサラダ、果物、帆立貝と黒塩の結晶 Insalata di erbe selvatiche, frutta, capesante e cristalli di sale nero 果物はそのままではなく氷菓にしてありました。さっぱりとしたバルサミコ酢仕立て。 塩ダラ、パプリカ、エシャロットと人参と甘草のクリーム Baccala', peperoni, scalogni e crema di carote e liquirizia タラの塩味、上に乗った野菜の香味、ソースの軽い甘さが調和した1皿。 軟体動物と甲殻類 Albanella di molluschi e crostacei にんにくで香りをつけたオリーブ油と魚介類を密閉瓶にいれ、湯煎したもの。 「蓋を開けて香りを楽しんでから食べて下さい」と言う店員さんの説明通り、とても良い香り。 パン・バター・鰯と、鰯のオレンジソース、マンダリンオレンジのゼリー添え Pane, burro, alici & alici all’arancia con gelatina di mandarino 鰯の酢漬けではなく、オレンジの酸味で味をつけたもの。でも、バターと鰯は?という印象。 リングイネ(パスタの一種)のペペロンチーノ と、いか Linguine “aglio, olio, peperoncino”…e seppioline 「あー、ペペロンチーノを出しちゃうんだ!」と驚いていたシェフたち。 ristorante においては、意外なメニューだったのかも知れません。 マルケ州産の子やぎ、チーズとトマトのコンフィのピザ この日唯一の肉料理。クセのない肉に合う、やさしい味の軽めのピザ。 Capretto alla marchigiana, pizza al formaggio e pomodori confit 煎じたレモングラス、ゴルゴンゾーラ、ウイキョウ、アーモンドと牛乳のグラニータと梨のソルベ Infuso al lemon grass, gorgonzola, finocchio, granita di latte di mandorla e sorbetto alla pera 目の前でレモングラスを注ぎ入れます。ウイキョウは貝割れ大根のような、発芽したばかりのもの。甘いグラニータとソルベ、風味のあるチーズに香り高いウイキョウの芽が楽しめました。 パイナップルのメレンゲ、イチゴのソルベ、ココナツとラムのムース Meringa di ananas, sorbetto alla fragola, cocco e mou al rum どのようにしてメレンゲを食べるべきか迷いました(笑 デザートだけれど全く重くなかったです。むしろ、いちごの酸味で口の中がさっぱりとしました。 ここでようやくコースが終わりました。 「caffèは?」と聞かれたので、espressoを頼んだら出てきたのがコレ。 揚げ菓子とコーヒームースのようなものがついていました。 でも頼まなかった人にも付いていたんだけど・・・サービスなのかも? そして今度こそ本当に終わり。 4人で行って4本ワインを開けて、1人凡そ160€でした。 決して安くは無いけれど、少なからず勉強することはあったかなと思っています。
by frutta_di_mare
| 2008-06-06 07:15
| イタリア生活
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