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もう電車はこりごり

★ もう電車はこりごり

今回の旅はすっごく疲れました。

22日は朝8時Siracusa発の電車で出発する「予定」でした。
ところが乗客が列車が来ているというのに誰も乗り込みません。
なんでかなぁと思ったらアナウンスがあり、
30分発車が遅れるとの事。つまり、車内で待たずにホームで彼らは待っていたのでした。
寒くっても店内よりは屋外でcaffeを飲みたがる人たちですから、さもありなんという感じ。

結局1時間ほど遅れてようやく出発しました。
Romaでの乗り換え時間が1時間くらいあるので、それくらいの遅れなら大丈夫だなとタカをくくってました。
新聞を読んだり、小説を読んだり、宿泊先から電話があったり、店の友達から電話があったり。
道中ウトウトしながらも呑気に揺られていました。

検札の時に車掌から「Romaで乗り継ぎか?」と聞かれたので「Jesiに行く」と話したら、何か手帳にメモを取っていたので、
Romaに連絡を入れて電車を待たせてくれるんだな、と期待していたのです。
というのも私が乗る予定にしていた電車はAncona方面に向かう最終なので、それくらいはするだろうなぁと。

そしてようやくRomaに着いたのが10時ごろ。車内アナウンスでは195分の延着だそうです・・・
14時間も電車に居たのか!まったくコレだから電車に乗りたくないんだよなぁと
諦めと憤りを感じながらも足早にホームを歩いて電車の出発時間を確認すると・・・
ない・・・ない!?ない!! Ancona行きの電車は既に出てしまっていて、
Jesiに行く道は絶たれてしまいました。さーて、どうしよう?
まずは宿泊先のB&Bに電話を入れ、キャンセルの旨を伝えました。
それから販売窓口のながーい列に加わって並んで切符の交換手配をし、
夜をどう過ごすかを考えました。

この日はcaffè1杯と水を少々、クリーム入りクロワッサン1個しか口にしていませんでした。
まずは何かを食べようと思ったのですが駅内のお店はほぼしまっていました。
それでも1件だけ開いている(というより、お客がどんどん来るので閉めるに閉めれなかったらしい)barに飛び込んで、caffè2杯とパニーノを注文しました。
何故caffè2杯かというと、駅構内でウロウロしながら夜明けを待とうと思っていたからです。
翌朝Roma発5時50分で今の時刻は11時ちょっと過ぎ。
6時間どうにかやり過ごせば大丈夫・・・でもSiracusaに比べてここはかなり寒い!
それに、すこしづつ黒人系やジプシーのような人たちがちらほら目立つようになってきたので、
近場のホテルに泊まることにしました。

翌朝5時に起きて身支度を整え、Jesi行きの電車に乗ったのでした。


★ クエストゥーラに行く

電車は多少遅れたものの、まぁ許される範囲内。
Umbria州では雪がちらちら舞っていて、また霧が濃かった区間ではゆっくりと走っていたからです。

まずは宿泊予定だったB&Bに向かいました。
事情は前日話したのだけれど、当日キャンセルだから支払いが必要になるかも知れないし。
やむをえない事情だったこともあり、キャンセル料は一切かかりませんでした。

さて前日電話をしたときに「あなた、ITALCOOKの生徒?」と聞かれました。
いえ、今は授業が終わってレストラン研修に行っています。というやりとりをしたのですが、
なんでITALCOOKって分かったんだろう?と不思議に思ってました。

ここのオーナーは女性なのですが、現在ITALCOOKに通っているそうです。
恐らくそこで学校側とのやりとりがあり、身元が割れた(?)のではないかと思っています。
ケーキや手作りのリキュールを味見させてもらい、しばし歓談してから学校へと向かいました。
そこで事務担当者と合流してクエストゥーラに向かい、無事指紋取りが終わりました。


★ 友達の店に行く

そのまま学校を後にしRomaへとトンボ帰りです。
テルミニ駅前のバス乗り場でバス停を確認してから友達に電話を入れました。
その日、友達の店では40人の予約が入っていると聞いていたので、
なるべく早めに行って迷惑がかからないようにしようと思っていたのです。
が。バスが時刻表通りにやってきません。
1時間に4本くらいはやってくるはずなのに寒空の下で40分も待ちました。
いい加減疲れてるし、1時間待ってバスが来なかったらホテルに帰ろうと諦め半分でいたのです。

夜のラッシュと工事中で渋滞していたこともあり、通常は3~40分程度の道のりを90分くらいかかりました。

時間は8時をとうに過ぎてしまっていたのですが、ここはイタリア。
この時間に夕飯を食べに来る人はまず居ません。
友達と挨拶を交わしたあとはシェフをはじめ、店のスタッフを紹介してもらいました。

頂いたのは、
あさりとムール貝のズッペッタ、海の幸のフェットチーネ、たい・手長えび・車えび・いかのグリル。
そして白ワインをボトルで1本。
値段が安い割にはしっかりと美味しかったです。
友達は今セコンドを任されているので、
シェフが「セコンドは頼まないほうがいいぞ」と笑いながら冗談を言ったのが印象的でした。
仲が良いスタッフで、お店としても好印象を受けました。


★ 格安航空会社はそれなり?

さて24日は帰るだけの日。
ワイン1本くらいでどうということはありませんが、何しろ疲れが取れなくって眠い。
ただこの時期何があるか分からないので早めにホテルを後に、空港へと向かいました。

今回乗ったのはblu-expressというイタリアの民間航空会社。
ネットで予約をし、チェックインではパスポートを提示するだけでok。
ただし、席は指定ではないようです。全席自由。
そしてCatania行きのこの便は満席で手荷物が乗らないからどうのこうの、座る席が無い、
挙句の果てには誰か便を間違えてこの飛行機に乗り込んでいるらしいなどと、
アホなんじゃないか?と思うようなアレコレで、これまた40分程度の遅れ。
ただ荷物が盗難される心配が無いので、少しは寝ることが出来ました。
そういや、飲み物サービスあったのかな?全く気づきませんでしたが。

Catania空港からSiracusaまではプルマン(郊外線バス)を使いました。
料金は5.20€。安いし便利ですが出発まで2時間待ち。
空港でピザを食べ、本を読みながら時間を過ごし、車内ではずっと寝てました。
最終的には運転手に起こされましたけども(苦笑。

戻ってきた時間が早かったので、シェフの家のクリスマス・パーティーに十分行けたのですが、
もう疲れ果てて、動きたくなかったのでキャンセルしました。
勿体無い気持ちもあるけれど・・・

今回の旅で再確認できました。
目的地まで複数の移動手段があるのなら、電車だけは止めようと。
特に3月末にはAncona方面に行く用事があるので、その時も飛行機で移動しようと思ったのでした。


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by frutta_di_mare | 2008-12-25 06:57 | イタリア・シラクーサ
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