初めての給料日

★ 初めての給料日


イタリアは今年が2年目となる。
1年目、最後のシラクーサの1ヶ月を除けば給料は無かった。
料理学校の研修と言う名目なので仕方ない。
まぁ多少おこづかいを貰えたこともあったけど、到底「給料」には程遠い額だ。

給料日。休憩時間にオーナーの事務所へと足を運ぶ。
先人が居たので、ロビーの辺りでウロウロしながら順番を待った。
その後部屋に入り、給与明細と金額を渡され、書類にサインをした。

当初聞いていた額と違ってびっくりした。
「1ヶ月A~Bくらいの給料だから」と最初に聞いていたのだが、
そのAを基準にすれば150%、Bを基準にすれば130%強のアップであった。

もっともこのホテルでは、聞いたところだと能力給のようなシステムがある。
1年目はいくら、2年目はいくらと凡その額は決まっているが、上下限の幅がある。
なので同じ年数働いていても当然給料は変わってくる。
「給料が安い」とグチを垂れている連中には、
申し訳ないが「オマエの働きもその程度だろう?」とついつい言いたくなる。

最近新しく男の子が入った。
彼も私と同じ1年目、だが給料は基準のAだった。
そして同様に給料の安さをグチっていた。
私が受け取った額を彼に言うつもりは無いけれど、
逆に私と彼がもし同じ額だったとしたら、私のやる気は無くなっていたことだろう。

・・・なんだかイヤミに感じてしまう人も居るかも知れない。
一般的にイタリアの給料は安いと言われている。
でも、頑張れば上積みしてくれる店もあるんだよ、
という意味での記事であることを理解して欲しい。


しかしこれで新たな問題が浮上した。
もし来年もイタリアに残るとしたら、夏はどこで働こう?

既に私の中では働くレストランは決まっていて、
ここのホテルの仕事が終わったら交渉しに行こうと思っていた。
思っていたのだが・・・
来年ここで働いたとして、もしかしたら今年と同じ給料かも知れないけれど。
でも、こうも評価をしてもらうと「ハイ、さようなら」と言い辛い。
それにいろいろとお世話にもなっているし・・・

希望しているレストランは10月には閉まってしまう。
なので、もしそこで働くのなら、それまでに行って交渉しなければならない。

どうすべきか。
今、真剣に悩んでいる。


★ 西洋人と東洋人


この家、というか住居と言うか、とにかくここには6人が住んでいる。
2人が1部屋と4人が1部屋という割り振りだ。

最近の午後休憩は寝て過ごすことが多い。
といっても私ではない。他の連中が、だ。
そして夜はほぼ毎日どこかに出かけていくので、朝は私よりも起きるのが遅い。

そんな訳で、彼らの寝相を良く目にする。

5人全員、仰向けに寝ることは無い。
内訳はモロッコ人1、イタリア人3、アルバニア人1、の5人だ。
テレビを見ながら、仰向けのままうとうとと寝入ってしまうことはあるようだ。
しかし本格的(?)に眠りに入ると、横向きかうつ伏せになる。
・・・と今コレを書いてる最中2人が寝ているが、両方ともうつ伏せに寝ている。

ふと、西洋人で仰向けになって寝る人はいるのかな、と思った。
居るかもしれないけれど、多分うつ伏せや横向きの人が圧倒的に多いような気がする。
面白そうなので調査をしてみたいところだが・・・きっとどっかのエライ人がやってるかも知れない。


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# by frutta_di_mare | 2009-07-12 07:25 | イタリア ミラノ・マリッティマ

ブッフェと呼ばれるパーティー

★ ブッフェと呼ばれるパーティー


毎夜どこかのホテルで、或いは海の家でパーティーが開かれている。
にぎやかな音だけが聞こえるので実態はよく分からないが、
聞くところではパーティーや野外ディスコなどが催されているらしい。

ここのホテルも今までに2回あった。
1回目はプールサイドで、2回目は海の家で。
彼らは「ブッフェ」と呼んでいたが、21時半くらいから始まるドルチェとお酒のパーティーである。
つまり食後酒とドルチェを、音楽を聴きながら楽しむという趣向だ。

ドルチェは数えてないが、およそ10種類は出していると思う。
日本風に説明すると、いわゆる普通のケーキが3種類くらい、
ミルフィーユ(伊語:ミッレフォッリェ)が2種類、
ティラミスにシュークリームにクレープみたいなのに、
フルーツポンチ(伊語:マチェドニア)、フルーツ盛り合わせ、
カンノーロ、あと・・・名前が分かんないのが3種類ほど。これらはもちろん全て手作りだ。
それらに数種類のお酒が提供される。

夜の営業が終わると急いで片付ける。
この時の掃除は適当だ。というより、そうしないと間に合わない。
綺麗なコックコートに着替え、真新しいコック帽をかぶる。
厨房からドルチェを運び出し、その後外で待機。

しばらくすると「入場」のアナウンスが入り、シェフを先頭にして会場に入る。
そして一人ずつ名前を呼ばれ、手を挙げたりお辞儀をしたりして拍手に答える。

その後はお客さんの対応だ。私は簡単なところにいつも逃げる。
前回はマチェドニア担当、今回はフルーツ盛り合わせの取り分け担当だ。
マチェドニアは言われたら器にすくい入れて、スプーンを添えて提供する。
フルーツは何が欲しいかを聞いて、それを皿にとれば良い。

ところが意外な落とし穴がある。相手がドイツ人だったときだ。
最初は聞き違いかな?と思ったのだが、ドイツ語で話しかけられているだけだった。
その時はすばやくドイツ語が出来るホール係りを呼ぶ。
でついでにサービスもやってもらう。たまには楽をしないとね(笑。

この手のパーティーは時間外営業(?)なので正直迷惑なのだけれど、
オーナーがやる気マンマンらしいので仕方ない。
多分、今月もう1回くらいありそうだ。


★ ホテルの便利な機能


私は初めて見たのだけど、もしかしたら日本では当たり前の機能なのかも知れない。
と予め断ってから話をすすめよう。


その機能は「コンセントとゴミ袋が要らない掃除機」だ。

壁に栓がしてある穴がある。
そこをこじ開けると、すごい勢いで常時空気を吸い込んでいる穴があり掃除機のホースを差し込むだけだ。
ごみはその穴を通り、ホテル内のどこかにあるであろうゴミ集積場所に辿り着く・・・はずだ。

小面倒なメンテナンスは一切要らないので大変便利だ。
ただ一つだけ注意しなければいけないのが誤飲(?)である。
吸い込んでしまったら最後、救出の可能性はゼロに等しい。


ここの部屋の掃除は大抵は突然行う。
時には、日中の仕事があまりに無いときにする場合があるが・・・こんなことは滅多にない。

ソットシェフ(2番手のシェフ)が仕事は出来るが自分の持ち物に関しては全くルーズな人で、
いつも車の鍵や財布や携帯電話などを「ないない!」といって部屋中探すのだ。
で、この人。
小銭もその辺りに平気で置いておく。
何かの拍子で床に落ちるが本人気がついていない。いや、気がついているが気にしていない。

と言う訳で察しがついたかと思うが、この小銭を何度か吸い込んでしまったことがある。
もし気がついたら弁償しようと考えていたのだが、本人、全くそんなそぶりが無い。
それもそうだろうな、とも思う。
ここ数日、テレビの脇にずーっと10ユーロ札が置いてあったのに、それすらも放ってたくらいだ。

それを知ってても誰も盗むなんてことはしないのがここの連中の良いところだ。
だってみんな「兄弟」だから。


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# by frutta_di_mare | 2009-07-07 06:10 | イタリア ミラノ・マリッティマ

カルチョットをする giocare il calciotto

★ カルチョットをする


話は先週末に遡る。

「今度遊びに行かないか?」と誘われた。
もっとも、ほぼ毎夜言われている。
ビリヤードだったりボウリングだったり・・・でも疲れたから寝ると言っていつも断っていた。
だって彼らがいつも帰ってくるのが午前2時・3時。とてもじゃないが体が持たない。

しかし今回はいつもの誘いとはちょっと違っていた。
「カルチョットをやろう!」

いわゆるフットサルだ。小さめのコートで5~6人くらいのチーム編成でサッカーをする。
記憶ではフットサルだと小さめのボールだったと思うが、
ここでは4号ボール、つまり日本だと小学生が使うサッカーボールを使う。

小学生の頃サッカー部に入っていてレギュラーだった。
体を動かすんだったら面白そうだな、と思って今回は誘いに乗った。

水曜日の夜。
仕事が終わったらいそいそと着替え、2台の車に便乗してサッカーコート場へ向かう。
凡そ10分くらいだろうか、隣のチェルビアという町にそれはある。
いきなりボールを蹴ってはしゃいでいる者、ストレッチをする者、コートを軽くランニングする者・・・
アプローチこそ違えど、とにかくみんなやる気マンマンであることに間違いは無い。

しかし思うように体が動かないものである。
ランニングシューズなのでボールコントロールが難しいのは確かだが、それ以前の問題であった。
日ごろ使わない筋肉を動かし、日ごろ出さないような大声を出し・・・。
大変疲れたが楽しい時間を過ごした。

大体22時くらいから始め帰宅したのが午前0時。
順々にシャワーを浴び、厨房から持ってきた物で軽食をとった。
そして1人また1人と、静かに眠りについたのである。

その夜はカメラを持っていったのだけど何故か電池切れで使えなかった。
来週もまたすることになっているので、そのときまでに充電をしておくつもりだ。

それにしても筋肉痛が足にきていて辛い・・・


★ なまえ


ここでは苗字で呼ばれている。
それは、奥さんが苗字で私を呼ぶからだ。当然娘さんやシェフもそれに倣う。
でホテルではシェフがみんなに苗字で紹介したので、そのようになった。

イタリアにいた元サッカー選手の中田氏のように、
苗字の母音が全て a というのは彼らにとって言い辛いらしい。
私の苗字もそうだ。
なので彼らは最後の母音を i に変えて私を呼ぶ。例えば nakata が nakati になるように。

幸いにも、私の苗字をそのように変化させても違和感をあまり感じない。
芸能人に同様の苗字の人がいたり、アニメなどのキャラクターで使われることがあるからだ。

そしてもう1つの呼ばれ方が「さん」付けである。
これももちろん奥さんがそのように呼ぶからである。
こちらの方が呼びやすい人もいるらしく、そして彼らにとっては「なんだか新しい」と感じるらしい。
というのも、徐々に「さん」付けで呼ぶ人が増え始めているからだ。
まぁ呼ばれる側としては悪い気はしない。

私も奥さんのクセ(?)がうつった。
彼女は受け答えが日本風である。「はい」とか「うん」を使う。
それで私もついつい「Si」ではなく「はい」を使ってしまう。
しかも私の口癖の「はいー」も伝播している。

その他いくつかも厨房内で、しかも営業時間中に使われているのだが、
これはまた後日ご紹介したい。



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# by frutta_di_mare | 2009-07-03 06:03 | イタリア ミラノ・マリッティマ