カテゴリ:イタリア・シラクーサ( 26 )

ようやく帰国

ものすごい久々の更新です・・・

いろいろあってブログを書けませんでしたが、
またボチボチやろうかなって、一応思ってます。

そして明日、3月28日に帰国します。


★ カターニアでの日々 その3

シラクーサから来たSさんと一緒にカルタジローネに行きました。
電車内で偶然にMさんと遭遇。Mさんはピエモンテ州に行ってたのですが、
ちょうどその日にカターニアに着いて、そしてMさんもカルタジローネに行こうとしていたのでした。

「偶然の出会い」ってあるものなんですね。


★ シラクーサのホテルで働く

ここはSさんが働いていたのですがフランスに戻るということで
(Sさんはもともとフランス料理人)、
その後任として働くことになりました。

帰国までの約1ヶ月。
Sさんからもいろいろアドバイスを貰っていたので気楽に居たのですが・・・
それが大きな間違いでして。

働き始めて8日目から1週間は、厨房は私一人だけ。
初日の月曜日は洗い場の人も休みだったので、まるで「個人の店」状態。
最初はシェフが2週間の休暇予定だったのですが、それを1週間に早めてもらったものの、
仕込みや料理の仕方、何がどこにあるか、どこで何を仕入れるのか。
それにメニューに載ってないものを注文するお客が居たりなど分からないことだらけでした。

そして。
3月1日から26日までの間で、休暇が取れたのはたった2日間のみ。
なので仕事が終わったら、出かける事もせずに寝て過ごす日々でした。
シラクーサに居るうちにタオルミーナに行ってみるつもりで居たのですが、
それも叶いませんでした。

この約1ヶ月はいい経験になったとは思いますが、
結果としてブログの更新ができませんでした。


★ 帰国の前に・・・

昨日、26日が最後の休みでした。
その日の夜には70人の予約が入っていたのは知っていましたが、
「帰国前に荷物の整理をしたいから休みたい」と言って強引に。

友達にスーツケースを預かってもらっていたのでまずはそれを引き取りに。
その後は前の店に行ったり、Nさんのお店に顔を出したりしようかな・・・と思っていたら、
「今夜、masaの為にパーティーを用意してあるから」とのこと。

昼前に友達の家に行って、ご家族と一緒にお昼ごはんを食べ、
ノートに行ってカフェ・シチリアでお茶をして。
友達のおばあちゃんの家で寛いで。

パーティー会場は別の友達の別荘で行いました。
夜7時くらいからワイワイ言いながら料理をみんなで作って・・・

その夜集まったのは総勢9名。
「深夜までにはホテルに戻りたい」と事前に言ってあったにもかかわらず、
実際に帰ってきたのは午前4時近くでした。

「次はいつ帰ってくる?」
5月には戻ってくるけどシチリアじゃないんだ。ラベンナで働くよ。
(ラベンナ;エミリア・ロマーナ州、ボローニャの近くの町)
「何で!?ここが気に入らないの?」
いや、そうじゃなくて働くところが決まったから。
「そう。それで、次はいつ帰ってくる?」

そこでの仕事は4ヶ月間の予定。
その後はシェフが次に働く店を紹介してくれることになっていますが、
1~2週間ほどシチリアにバカンスに来ようかな、と今は考えてます。

別れ際にマランザーノ(イタリア語ではスカッチャペンシエーリ)
という楽器を貰いました。
次に合う時までにこれをマスターしといて、との宿題を友達に課されました。

ここでは本当にいろんなことがありました。
でも良いイタリア人友達に巡り合えて良かったと思っています。


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by frutta_di_mare | 2009-03-27 22:40 | イタリア・シラクーサ

冬は肉料理を食べましょう

日差しが温かいです。洗濯物の乾きが早くて助かります。
この家の大家さんがいつも日向ぼっこをしているので毎日会うのですが、
その度に「あなたは私の家に何しに来たの?」と問われます。
・・・コレって、痴呆症ってことですかね?


★ 負けたときは話題にしないのが鉄則

例えば日本の場合。
「報道は公平・中立に」なのかどうか、負けた試合でもくどくど報道しませんか?
国内のチーム同士の対戦ならともかくも、
日本代表対どこそこの国の試合でも、何度と無く、
あちこちのチャンネルで流しているように思います。

じゃあこっちだとどうか?

私が感じたところでは、
「昨日ブラジルと試合して、2-0でイタリアが負けました。以上!」
みたいな気がしました。どっかのチャンネル或いは番組ではやっているのかもしれません。
あぁ、意図的にその手のチャンネルに合わせないようにしていただけだったのかも!?

それにしても。
翌日の店で前日のサッカーの話題を持ち出す人、ゼロ。
新聞の1面にはゴールを決めたブラジル代表の写真がでかでかと載っていましたが、
「この黄色い服来た人、ダレ?」くらいの勢いで、無表情にすぐさまページをめくります。

お昼ごはんのときも、昨日の試合はおろか、サッカー自体の話題が一切もちあがりません。
日本だったら。
昨日はおしかったとかアレは反則じゃなかったとか、批評や感想を述べたりすると思うのですが
こっちではそういうことすらもありません。

そういう国民性なのか、シチリア人ならではなのか。
負けたときはそ知らぬ顔を決め込むようです。


★ 形勢逆転

このところ当店は暇です。
シチリアですから夏場は観光客で賑わうようですが今は少ないです。
オフシーズンですからね。

こっちに来たばかりの頃、シェフが姉妹店に連れて行ってくれて、
「いずれこっちに来て、肉料理をやってもらうから」と言われていたのですが、
コックが休暇に入ったし私も早上がりすることになったし、行くことが出来ませんでした。
姉妹店のコックに会うたびに「何で来ないんだ!?」っていまだに言われますけど・・・

前にもどこかで書いたかも知れませんが、
イタリア人は寒いと魚料理よりも肉料理を好むようです。
北イタリアはともかく、海沿いの、新鮮な魚が獲れるここシラクーサでもその傾向があります。

今日も21時までお客さんがだーれも来ませんでした。
めずらしく予約も無し。
暇なので姉妹店にふらっと遊びに出かけました。

姉妹店は既に20人ほどの来客があって厨房は忙しそうです。
「masa、どうした?」
むこうはお客がいなくて、仕事が無いんだよね。
「よし、じゃあこっちを手伝え!」
ということで急遽参戦してきました。

この姉妹店。スローフード協会認定のガイド本にも載っています。
シェフが居る店はシチリアやシラクーサの郷土料理をシェフがアレンジしたものが主。
でもこちらは昔ながらの味を守っているようです。
なのでこちらの方だけ「スローフード協会認定」が付いているのでしょう、きっと。
・・・の割には。
オーダー表に「フィオレンティーナ」の文字を見つけてしまったのだけど。
それにキアーナ牛の文字も。これって確かトスカーナ産の牛だったはず?

ま、いいや。深く考えないでおこう。

肉を切ったり、スピェディーニ(肉や野菜を串に刺して焼く)の準備を手伝ったり。
気が付いたら40分近くそこにいたので、そろそろ戻る、と告げてそこを後にしました。
厨房に帰ると丁度オーダーが入っていて、
「さっきからここに居た」ふりをして直ぐに準備にとりかかりました。

結局本日の夜の来客はたったの3人!ビバ、シラクーサ!
今は天気が回復して温かくなってきているとは言え、
年が明けてからは来客数が姉妹店に負けてます。
多分、夏場は彼らが逆に暇なのかも知れません。


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by frutta_di_mare | 2009-02-12 09:31 | イタリア・シラクーサ

スローフード協会の人が来た

★ スローフード協会の人が来た

先週のある日の夜10時半頃。シェフからお呼びがかかりました。
姉妹店にスローフード協会の人が来ているから挨拶しに行こう、と。
そして、彼はディレットーレ(校長とか所長などの意。つまりえらいひとらしい)だからと事前に言われ、
シェフから紹介してもらいました。
話としては・・・
ここのお店はどう?料理は?シェフは?ここでの仕事の後はどうするの?といった質問や、
アルバ(スローフード協会の本部がある町)にも行った(だけ)ことがある話とか、
ピエモンテ州であちこち巡った話とか。
たどたどしいしゃべりではありましたが、耳を傾けてくれました。

最後にこう話しました。
来月には帰国しなければならないけれど、出来ればまたイタリアに来たいです。
「またここの店で働くの?それとも他のところ?」
まだ分かりませんが経験を積むためにも他の店で、例えば北イタリアのピエモンテやトスカーナとか。
「ピエモンテに来たいなら是非紹介するよ!今日本人が働いてて、キミと同じmasaって名前なんだ」
と言われました。

北イタリアに行きたいと勢いで言ってみたものの、
生きていけないのが分かっているので行かないつもりでいたのですが、
(理由に興味がある方は、お手数ですが過去記事を探してみてください)
紹介してもらうのも悪くないかな、とちょこっとだけ思い始めてます。

その日の翌日のこと。

この店はシェフとシェフのお父さんが一緒に立ち上げた店なのですが、
おかげで沢山の人と知り合い、そして今も友達だそうです。
先日の協会の人も古い付き合いだそう。
そして毎年アルバに行くらしく、そこで旧交を温めているようです。

それを聞いて、なんとなく尋ねてみました。
シェフ、ペッペ・ズッロという名のシェフをご存知ですか?
「知ってる知ってる、友達だよ。プーリア州のシェフだよね」
おぉ、やっぱりスローフード協会員だから知ってるんだなぁと思っていたら、
「この前ウチの店がテレビに出ただろう?あの1週間前は彼の店がテレビに出てたんだよ」

あぁーそれを知ってたら絶対見てたのに!と思わずには居られませんでした。


★ 今週のワイン

今回は赤ワインを貰ってきました。
FELICE MODICA ARA' ELORO 2004
使っているブドウはネーロ・ダーヴォラ nero d'avola 。
このカンティーナはNotoの近くの町にあり、とっても小さい醸造所だそうです。

まず香り・・・うーん、今回はシナモンの香りがする!これは確かだ!
ただ他の香りと味が表現できず。
でも、香りが分かったのは一歩前進だ、と満足していました。

そして月曜日に早速ソムリエに報告です。

今回のはシナモンの香りがしました。(と得意げに言いました)
「シナモン?あれはバニラだね」
えぇっ、シナモンじゃないの?
「いやー、無くはないけど、バニラが普通だよね。このワインはバリックをかけているから」
早くもスタートラインに逆戻りです。

味については分からないといったら、
「豚のなめし皮と熟した赤い果物が強く感じ取れるね」

家に帰って早速ワインを注ぎました。
そして台所からバニラエッセンスの瓶も持って。
グラスに鼻を近づけると・・・やっぱりシナモンの香りがするよなぁ・・・
そしてバニラエッセンスの瓶を開けて香りを嗅ぎました。
うーん、バニラの甘い香りは、このワインからは感じないじゃん。と思った矢先。
甘い香りの後に来る、ツーンとした刺激臭?みたいのに覚えが!
再びワイングラスを嗅いで見ると・・・あっ、バニラだ!!
難しい問題が一つ解けた後のような、ちょっと嬉しい気分になりました。

そして味のほうはというと・・・まだまだ分からず。
赤い果物は、まぁ雰囲気的に分からなくもないかな、程度。
まだまだ道のりは長いようです。

それにしても。
今回のように、実際にバニラを嗅いで確かめてみると良く分かることを理解しました。
そう考えると、以前の「火打石」も現物がないと理解できないのだろうか、と思ってしまいました。
ま、分かるところからジワジワ進んで行きたいと思います。


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by frutta_di_mare | 2009-02-10 08:31 | イタリア・シラクーサ

フランスに来る?

★ ワイン学習

今回貰ったワインは、
SINESTESIA VENDEMMIA 2007
パレルモ県のカルテルヌオーヴォという町で作られています。

このワイン。
香りはイチゴやバナナ、そしてわずかにレモンを私は感じ取りました。
味は結構辛口。最初に渋みというか酸味をかなり強く感じますが、飲むとスッと消えていきます。
例えるようなものが全く思いつかない、しいて言えばやっぱりフルーツ系の味なのかな?
先日PLANETAの白を開けたのですが、味はこれと両極でした。

あんまりくいくい飲めるワインじゃないなぁという印象ですが、
(でもやっぱりいつもどおりに飲んでしまうのだけれど)
エティケット(ボトルラベル)がとても私好み。
アルフォンス・ミュシャを髣髴とさせるタッチの絵で、これは飾っておいてもいいなと思わせるボトルです。
これでもうちょっと好みの味だったらゼッタイはまるんだけどなぁ・・・


★ 最近の雑記

ネタはいくつかあるのですが、無精者なのでアップするのがめんどくさい・・・
なので比較的簡潔に羅列しようと思います。

・ 店内で料理学校とウエイターの学校(正式には何というのでしょう?)の実地研修

狭い厨房に料理学校生が14人。
彼らが料理をし、私たちがそれをサポートしました。
夜は60数名のお客に提供。多分彼らの家族とか学校関係者じゃないのかな、と思います。
テレビ取材も来ていて、チャンネルはどこか分かりませんが2度見ました。
カメラに入らないようにしていたのですが1度だけ写ってしまいました(汗
にしても、彼ら学生を見てて思いました。
イタリア人、やっぱり彼らは動かないんだな、と。

・ シチリア人の心得を知る

口が汚く怒りっぽいシチリア人。
本気で怒っているときもあるのでしょうが大抵は冗談。
ただ、しばらくはそれが全く分かりませんでしたけれど・・・
すぐ言い合いになったり、相手を押したり叩いたりしてますから。
でもシチリア語が多少分かって、なおかつ「冗談で言っている」のが分かったらしめたもの。
言われたら言い返す。やられたらやりかえす。ある種、子供のけんかです。
日本だったら本当にケンカになるのでしょうが、こちらではむしろ打ち解けてきたと認識するらしいです。
おかげで(?)、最近は店のスタッフととても仲良くなりました。

・ 知り合いの知り合い

本屋さんの店内にインターネットが出来るところがあります。
ネットの調子がものすごく悪い時期があって、そこの本屋さんを訪れたときのこと。
会計の時にすこし会話をしたのですが、そこで聞かれました。
「ところでNという日本人を知ってる?」
ああ、知ってますよ。○○にいる人ですよね?
「そうそう。彼女、シラクーサの語学学校に通っていたのよ。私はそこの先生だったの」
とのこと。
いやー、世の中狭いなぁとまたまた思ってしまいました。

・ フランスに来る?

姉妹店のコックと飲みに行ったとき、彼が婚約者も連れてきました。
ホントは秘密なんだけど店のスタッフがコレを見ることは無いから書いちゃいますが、
彼は5月に店を辞め、彼女と一緒にパリに行くのだとか。
彼は以前フランスのどこかで働いていたことがあり、多少フランス語が話せるのです。
私が帰国した後、またイタリアに、できればシラクーサに戻ろうと考えていると話したら、
「だったら一緒にフランスに行かないか?」
と誘われました。
面白そうだなぁとは思いましたけど、もちろん断りました(笑。
もしイタリア語がある程度しゃべれるレベルだったとしたら・・・一緒に行くことにしたかも知れません。

・ カルボナーラ

姉妹店ではカルボナーラがあるのですが、どうやらそれが美味しいらしい。
以前賄いで食べたことがあるのですが、いわゆるボソボソ系のカルボナーラ。
その時はあまり印象を受けなかったのですが、聞いたところによると、
こちらではそういうカルボナーラが存在するとの事。それを知って興味が沸いてきました。
唐突に「どうやってカルボナーラを作るの?」と聞いてもいいけど、なんだかそれだと聞きづらい。
そこでちょっとした芝居をうって(?)作ってもらうことにしました。
ところがやはり「自分が1番」と思っているイタリア人。
わざわざ姉妹店に賄いを食べに行くのが気に入らない。
だったら作ってやる、と言って先日作ってもらいました。
そしたら今度は姉妹店のコックが気に入らない。
「アイツのよりオレの方が美味い!今度食べに来い!」
いや~、でもそう言ったらこっちで作るって言われて・・・
「だったら直接オレが言ってやるから、ぜったいこっちに来るんだぞ」
と言われました。
わざわざ私のためだけに1食作ってもらったのですが、確かに先日食べたのよりも美味しい。
そしたら姉妹店にウチの店のコックがふら~っと来て、
「オレとカルメッロ(姉妹店のコック)とどっちの方が美味い?」
カルメッロだね~と思わず即答してしまいました(笑。
その後はシチリア的な・・・というかふざけあってました。
慣れてきたからこうもズバッと言えるようになったんだろうな、と我ながら思っています。


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by frutta_di_mare | 2009-02-04 10:29 | イタリア・シラクーサ

火打石の香りのするワイン

★ 白熱する厨房

こちらに来てからというもの、店が入っている建物はずーっと外壁工事やってます。
「工事中でも営業してるくらいだから、そんなに敷居は高く無いだろうと思って」
といって入店された日本人観光客もいたほど。
ま、実際、正装しなければ入れないような店ではありませんけれども。
(って、もしコレを読んでたら怒られるかな・・・)

で、工事中に左官屋さんがアンテナ線を切ってしまった(!)らしく、
しばらくテレビが見れなかったのですが先日ようやく復旧しました。

今日のサッカーの中継はローマ対パレルモ。
他の対戦が見たいと言っていた店のスタッフも、シェフの意向には逆らえません。
シェフはパレルモ生まれなのでパレルモファンなのです。
(以前も書きましたが、スタッフには熱烈なユベントスファンとナポリファンがいるのです)

テレビの前にでんっ!と陣を構え、マイ・ワイングラスを横に置き。
邪魔で仕方ないのだけれど、「本人動く気配無し」で夜の営業はスタートしたのでした。

今日は比較的忙しく、シェフの知り合いのお客も見えていたようでした。
いつもなら自らテーブルに出向きアレコレと会話をするのに、今日は速攻で戻ってきます。
そしてプレーの一つ一つに一喜一憂。
シチリア方言のパロラッチャ(汚い言葉)を言いながら大きい身振りで天を仰いだりしています。
最初に得点したのはパレルモ。
いつもは厨房がうるさいと「みんな、静かに!」というシェフが率先して騒いでます。
横で見ていた他のスタッフにも「今の見た!?見た!?」といってたり。
いつもと違ってあまりの豹変振りに面白くも唖然とする私。

私がアンティパストの準備で鍋を振っていたら突然、
「なんてことをするんだ!!」とテーブルをバンッとたたきながらシェフが叫びました。
えっ、何?何か間違えた?と思って振り返ると、
そこにはテレビに向かって右手を差し出しているシェフ。
(在伊経験のある方なら容易に想像できる図だと思います)
もう、めちゃくちゃびっくりしました。

試合は2-1でローマの勝ち。
気に入らないらしく、試合結果速報の番組をいくつか見ながらあーだこーだ言ってました。
盛り上がるのは結構ですが。
営業優先にして頂けませんでしょうか?と心底思った今夜の営業でした。


★ 貰った白ワインを飲む

今回のワイン。
BATASIOLO ROERO ARNEIS (D.O.C.G) VENDEMMIA 2007
ピエモンテ州のワインで、タナーロ川の左手、
Albaの近くでこのブドウ、ロエロ・アルネイスはとれるらしいです。
造られているのはLa Morraという町。
ソムリエが「小さい小さい町で造られている」というだけあって、
イタリア全土地図には残念ながら載っていませんでした。

このワイン、ラベルにはどんな香りがするとかどんな味がする、
などと言ったことは一切書いてません。
「美味しい白ワインをあげよう」とソムリエが言うだけあって美味しいのだけれど、
答えを見ながら飲みたい私にとっては難問でした。

とりあえずフルーツ系の香り、味もかな。あとは・・・木のような香りがする。
飲んだ翌日に、早速ソムリエに伝えました。

ソムリエの第一声は
「フルーツ?ok、じゃあ何のフルーツ?バナナ?それともオレンジ?」
オレンジやレモンのようなものではない(つまり柑橘系では無いと言いたかった)けど、何かは分からない。
「うんうん。で、木の香り?それは違うな」
うーん・・・でもスパイスでは無いし・・・なんだろう?
「それはミネラルだね。このワインでは火打石 pietra focaia と表現するんだよ」
ミネラル?火打石?

白ワインには大きく3段階があって、一番熟成している部類にはミネラルが感じられるのだそう。
例えばフルーツだったりスパイスなら探しようがあるけれど、ミネラルって言われても・・・
「それならスペイン産の赤ワインが非常に良く分かるよ」
と教えてもらいました。
土壌が肥沃なこととある場所では潮風を受けることにより、
ミネラルの味をとても強く感じることができるそう。
これはとても特徴的で、そしてワインとしては重要な位置づけにあるとの話でした。
ただし同じミネラルでもこれらは・・・何て言うんだったっけ?
忘れてしまいましたが、ようは表現が違うとの事でした。
そしてスペインのどこのワインだったかも・・・聞いたそばから忘れていってます(泣

ところでこのワイン。
空けて3日目くらいには風味が落ちてしまったように思います。
香りも味も開けたときはもっと広がりがあったはずなのに、今はしぼんでしまったかのよう。
このことを明日話してみようと思っていますが、
「3日もかけて飲んだの!?」って逆に言われるような気がしてます。

ていうか。
ワイン1本に3日もかかって飲んだ自分がむしろえらい、と思っているところです。


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by frutta_di_mare | 2009-01-29 09:06 | イタリア・シラクーサ

PLANETAを飲む

★ Oinosに食べに行く

地元の人からも「お勧めのレストラン」として聞いていた、ここOinos(オイノス)。
その店のソムリエを紹介してもらったことだし、早速出かけてきました。

お店はここから直ぐ近く。
このOrtigiaオルティージャ島内でも沢山のレストランがあるので、食べ歩きには事欠きません。
・・・といっても、そんなに出歩いていないのですが。

店に入ると、正面には大きなガラスが張られた厨房を見ることが出来ます。
厨房には3人。シェフと皿洗いの人が2人。
そして足元もガラス張りになっており、地下のワインセラーを望めます。
なかなか趣向のあるエントランスです。

この時期だからなのかどうか分かりませんが、コースメニューはありません。
アンティ・プリモ・セコンドともに、およそ8種類ずつある中から選びます。
そこで私が選んだのは、
ワイン:PLANETA SYRAH 2006 プラネタ シラー 赤
アンティパスト:洋梨・カプリーノチーズとくるみ シチリア産のオレンジの蜂蜜を添えて
プリモ:サフラン風味のコメのティンバッロ パルミジャーノチーズのソースの上に
セコンド:牛フィレ肉のネーロ・ダーヴォラ風味 じゃがいものロースト添え
デザート:ピスタッキオのジェラート
食後酒:シラクーサ産モスカート

最初にBenvenuti(ウェルカム)として、スプマンテと野菜のトルタが出てきました。
このトルタは優しい味。
それからパンが。そしてそのパンとは別に、もう一つパンがやってきました。
これにはアンチョビとバターが付いています。

アンティパストは、洋梨の上に胡椒で味付けをしたチーズ、その上にくるみが載っています。
聞くのをうっかり忘れたのですが、多分このチーズはTumaトゥーマではないかと思います。
一口で食べるのには少々大きいサイズのものが4つありました。
でもがんばってほお張ると、洋梨の甘さとチーズの塩味と胡椒の香り、そしてくるみの香ばしさが一体となって美味しかったです。
あんまり蜂蜜の感じは無かったのだけど・・・気のせいなのか??

プリモは米をサフランで炊いてから、プリン型みたいのに詰めてオーブンで焼いたもの。
パルミジャーノを水分で溶いたところに乗せてありました。まわりにはサフランの花びらがちらしてあります。
ご飯自体に味は付いていないのでソースを絡めて食べることになるのですが、私には少々重かったです。
ただソースはそんなにくどくなく、そして量は然程多く無かったので食べ切ることが出来ました。

セコンドは最初はかんぱちのオーブン焼きを注文したら売り切れてしまったとの事、
仕方なく(?)選んだのがこの肉料理。
魚は他に2品あったのですがあまり惹かれなかったことと、ワインが赤なので肉でもいいかなと思ったことが理由です。
肉は注文どおりの火の入れ加減でやってきました。
そして一緒に持ってきたのが塩のセット。
岩塩・バニラと塩・スパイスミックスと塩・スパイスミックスの燻製と塩の4種類。
それぞれ試してみましたが、意外と「バニラと塩」が美味しかったです。
ただ減り具合を見た限りでは、やはり普通に塩だけのがイタリア人には受けるようです。
逆にバニラ塩はあまり減っていませんでした。やはり食わず嫌いのイタリア人なのかも!?

デザートはあっさりしたものを、と思って注文したはずが結構重くて大変でした。でも美味しかったですよ。
モスカートはジュースみたい。もうちょっとアルコール度数が高くても良いかなって思いました。
ワインは後述することにして・・・
なかなか楽しい時間を過ごすことができました。


★ 今回のワイン

所用があって、朝早くから市場に出かけたときのこと。
「このあたりにシチリア産のワインやチーズを売っている店があったなぁ」とふと思い出し、
目的のものを買う前に立ち寄ってみました。
店員さんとアレコレ話しつつ、購入したのがこちら。
・PLANETA COMETA 2007 (bianco)
・PLANETA MERLOT 2003 (rosso)
プラネタがどうこうというより、ワインの本に載っているような物を買っておいたほうが後でチェックができるな、という軽い考えのもので買いました。
要するに、その手の本には「○○の香りがする」などと言った記述があるので、
答えが分かってるものを飲んでみよう、というわけです。

「MERLOT 2003はデカンタージュしてから飲んだほうが良い」と店の人に言われたのですが、そんなものはこの家にはありません。
そこで当店のソムリエに聞いてみましたら、なんでそんなのを買ってくるんだ!?と怒られました。
毎週1本ずつワインをあげるのに、わざわざ買うこともなかろうと。
たどたどしくも買った理由を述べてみましたが伝わったのかどうかは定かではありません。
ともかく、デカンタージュしなくてもこれで十分美味しく飲めるからと、
店で使っているグラスを借り受けたのでした。

このMERLOT。香りがものすごくたちます。
何かは分からないけれどスパイスと刺激的な何かの香り、味は辛口で渋みが強い。
だけども後を引かない。
ラベルの裏には、
「上品で力強く、鋭いタンニンとミント、スパイスと鉱物系の香りとフルーツ」などと書いてあります。
うーん・・・タンニンとスパイスとフルーツは分かる気がするが、ミントはさっぱり。
アルコール度数は15%なのに、ワインが力強いからなのか、あまりグラスが進みません。
ゆっくり楽しみながら飲めそうです。

そしてレストランで飲んだワインがPLANETA SYRAH 2006。
注文した料理を見てコレを勧めてくれたから選んだのもありますが、MERLOTと飲み比べが出来るな、
と安直に思ったことも選んだきっかけです。
このSYRAHも香り高いですが、MERLOTには及ばない感じ。飲み口もMERLOTほどの芳醇さは感じません。
ワインばかりちびちび飲んでる訳にも行かないのでテイスティングは早々に諦めましたが、
ボトルの裏の記述は「サルビア、黒胡椒、シナモンの香り」とありました。
これはまったくお手上げでした。何かのスパイスは感じるんだけど、それが何なのかはさっぱり。
ま。ワインの良し悪しが数日で直ぐに分かるようならソムリエ商売は成り立たないわけで。
ゆっくりと、ワインを楽しみながら勉強していければ良いなと思ってます。

土曜日に貰ってきた白ワインがあるのですがまだ空けてません。
「えぇっ、まだ飲んでないの?」とソムリエにも言われてしまったので、早速開けてみることにします。
今回のはピエモンテ産。ラベルにはAlbaの近くと書いてあります。
どんなワインなのか・・・開けるのが楽しみです。
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by frutta_di_mare | 2009-01-27 10:08 | イタリア・シラクーサ

日本人の「風」がくる

★ アウシャン、ラウシャン、アウチャン

どうでもいいのですが郊外の大型店舗、Auchanのシラクサーノの呼び方。
結局どれも正しいらしい・・・今更知ったのだけど、ここはフランスが本店なのだそう。
だから呼び方が人によってまちまちみたいです。

月曜か火曜にそこへ行こうと話していたのにその気配が全くありませんでした。
買いたいものは在るけど、まぁいいか~と半ばあきらめていたら、
週末に(金曜日か土曜日かは忘れました)突如行くことになりました。
しかも店が終わったら直ぐに出発!
バーゲン終了間近なので、早めに行かないと道が混むからというのが主な理由でした。

運よく財布を持っていたけれど、さて何を買うかな・・・
もし事前に分っていれば予めリストを作っておくのですが、突然だと何が必要か思いつきません。
(という方、実は結構いらっしゃるのでは?)

確か店に着いたのが15時ちょっと過ぎ。
お客はいましたがごった返すことも無く、比較的スムースに店内をウロウロすることができました。
大幅な値引きを期待していたのですが(もちろん買うつもりは無いけれど)、
ここではせいぜい50%引き。ちょこっと拍子抜けです。
それでも女性のバッグ専門店や女性のブランド物の洋服店などでは、
あらかた商品が捌けていて棚がスカスカのところも見受けられました。

今回友達は特に買うものがあったわけでは無かったようで、ただ店内をブラブラ。
本屋に行ってがっちゃんさん(興味がある方はこちらのブログの過去記事を参照してみてください:http://blog.goo.ne.jp/bella_spiga/)のお勧めのDVDセットを探したり、雑貨屋に行ったり。
特に雑貨屋では日本では見かけないような素敵な物や変な物、何に使うのか検討がつかない物など、
大いに楽しむことが出来ました。

もうちょっと電器屋でゆっくりしたかったのだけど、友達が興味が無いらしく。
イタリア人に振り回されております。


★ 日本人の「風」が来る

しがないブログを細々書いているのですが、それでも極々稀に問い合わせを頂くことがあります。
それだけでも私にとっては珍しいことなのですが、
実に先月末から今週にかけて一気に知り合いが増えました。
そのうち3人は、とあるネットのコミュニティ・サイトから検索して連絡をくれた方々。
このサイト、殆ど使ってないというのに、よくぞまぁ探し当てたものだと感心してしまいました。
と同時に、情報網って便利だなぁとも思いました。

1人はかつて食べに行った店で働いていた女性が、お店のフェリエ(休暇)を利用してシラクーサに研修に来たとの事。
(この話は11月半ばくらいに書いているかもしれません)
知り合いの店に新しい日本人女性が来たとの情報は得ていたのですが、まさか知っている人だとは思いませんでした。

さて3人のうちの1人はパレルモ在住のH氏。
お店の休暇を使って、観光兼ふれあいの(?)旅をしにいらっしゃいました。
2日間我が家に泊まって行ったのですが大変な2日間の「夜」でした。
到着当日の夜は朝5時まで。
2日目の夜は「今日は軽く・・・」と言いつつ、気がついたら朝6時過ぎまで飲んでました。
初めて会ったというのに、お互いが酒好き・話好き。
久々に大学生時代に戻れたような、とても楽しい時間を過ごしました。

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by frutta_di_mare | 2009-01-14 01:52 | イタリア・シラクーサ

バーゲン始まる

★ バーゲン始まる

地域によって多少ことなるようですが、ここSiracusaでは1月3日から11日くらいまでがバーゲンの期間。
ひと昔(?)前の情報だと、「割引き率はどこの店も均一に」や「ショーウィンドーは幕で覆って店内を外から見えないように」などというがありましたが、ここではそういうのはありません。
見る限りでは30~70%引きと店によって幅があり、多いのは50%引きのお店。

今までのらりくらりと仕事をしてきたのに、年末年始はガラっと変わって忙しい毎日。
3日の昼営業が終わり、さぁ帰って寝ようかな~と思ったら友達が、
「これからsaldi バーゲンを見に行かないか?」と言うのです。
欲しいものはいろいろあるけど荷物になるからなぁ・・・と返答に迷っていたら、
「今日はここ、Ortigiaオルティージャの店を見に行こう。で、月曜か火曜にAuchanアウシャンに行こう」
と言われました。
自分のは買わないのにと思いましたが、後日のAuchanの為と思ってついて行く事にしました。
(Auchanについては後述します)

イタリアの家も店も、旧市街地にあるものは全て昔の作りのまま。
ですが一歩店内に入ると近代的な、普通の日本のデパートのような感じになっています。
そして天井が高いので広く感じるのもまた良し。
ただちょっと暖房が強すぎ・・・Siracusaで店内に暖房を入れている店はここが始めてでした。
家では暖房入れてますけどね。隙間風が入って寒いのです。

私はファッションには全く疎いほうなのですが、友達に言わせると「コーディネートが上手い」のだそう。
服で褒められたことは一度も無かったので嬉しいのですが・・・もしかして、そうやって言葉巧みに誘っているだけなのかも!?
ま、それでもいいんですけどね。

どうやら事前にアレコレと品定めに来ていたようで、店内に入ると目的の売り場まで一直線に向かいます。
そういえば、ここ数日は昼休憩はひとりでどこかに出かけてたなぁと思い出していたら、
「masa、ここに来て!」との呼び声が。いそいそとその場に向かいます。
ここの店はブースごとに細かく値段を分けてあります。
それも割引ではなくて値引き。ここのブースは一律29.90€のような表示になってます。
なので割引率とすると少々辛めで30%前後が大半のようでした。

友達はせわしない。あっちにいったりこっちにいったり。
サイズを確認しないで服を広げて、
「これ良いねぇ!えーっとサイズは・・・あぁ、ダメだ。大きすぎる」を繰り返してます。
最初にサイズを確認してから広げれば良いのに、と思うわけです。
そして次第に自分で探すのに疲れ、「○○のサイズの服を探してくれ」となります。
いくつか探して見せると「この色はダメ、この色は持ってる」となり、
何回かのやり取りを経て、こういうのが欲しがってるんだなーと気づいてくるわけです。
シャツを選ぶと次はパンツ、それが決まると次は・・・と、どんどん買うものが広がっていきますが、
最初に選んだ好みが分れば、後はそれに合うものを探していくだけ。

ただそれだけだと私も暇なので、一応自分も見て回ってました。
あーこれ良いな~なんて思ってみてたらいつの間にか友達がそばに来てて、
「これ良いよ。買いなよ」と勧めるのですが、かばんが重くなるからと言って買いませんでした。
いやーでも安かった!
Siracusaでもこうですから、大きな町のバーゲンはもっと凄いのでしょうね。


★ カルフールに行く

日本にも数店はあるはず?のカルフール。フランスの大手量販店です。
家の近所に食料品店がいくつかありますが、少々品揃えに難アリ。
いつもは自転車で10分程度のfamilaファーミラというスーパーに行くのですが、
食料品のほかに服や電化製品なども見たい(買わないけど)時はカルフールに行きます。
ここは自転車で20分弱くらい。
近所にはLIDL(リーデル、ドイツ系激安スーパー)、EuroSPIN(ユーロスピン)、Cityper(シティペル)などの大きなスーパーがありますが、ここは更に大きく、そしていろんなテナントが入っていることもあり集客力はあります。
上の話のAuchan(アウシャン)ですが、ここはSiracusaから車で20分くらいのところ。
自転車で行けなくも無いのでしょうが、少々遠いしそこまで行く用事が無い(本当はあるけど)ので一人で行くときはカルフール止まりです。
このアウシャンはテナントが70店舗入っているそう。
今から行くのが楽しみです。

以前、「カルフールに一人で行った」と友達に行ったら怒られました。
連れてってやるのに何で言わないんだ!と。
天気が良かったし、自転車に乗ってあちこち出かけたから、とありがちな理由を述べましたが何のことは無い、
友達と一緒だとゆっくり見て回れないのです。

肉は買うつもりが無いのに肉売り場に連れていかれたり、
魚を買おうかなと向かったら、ここより市場で買ったほうが新鮮だし安いからやめろとか、
(早起き出来ないからここで買うんじゃん、とは言えなかった・・・イタリア語での言い方が分らないから)
カルフールにはフランス産のクロワッサンが置いてあると聞いていたので探していたら、
クロワッサンならSicilia産のがあるからそれを買え、フランス産より断然美味いと勧められたりとか。
(結論は美味しく無かったです、ハイ)
いい人なんですけど。自分が食べる物くらい自由に買わせてくれ・・・と思うのです。

今回は食料品だけが目当てだったので、他の売り場は見に行きませんでしたが、
やはり服関係のテナントは50%引きのところが目立ちました。
日曜日の込み合う店内の中、香水屋さんだけは人っ子ひとりもいなかったなぁ~。

魚は何があるのかな~と見てたら鰹を発見!あまり深く考えずに1本購入。
刺身で食べたいなぁ、そしたらにんにくはあるから、醤油とねぎとしょうがも買っておこうか。
でもイタリアに来てわざわざ醤油で食べなくても・・・でも鰹のタタキは美味しいよなぁーどうしようかな~
と調味料と野菜売り場を行ったりきたりする怪しい東洋人。
結局今回は辞めました。理由はねぎが売ってなかったから(笑。
他のもので代用なり、ねぎを使わない方法もあるのでしょうが、醤油で食べるなら是非タタキにしたかったのです。

さて。
帰ってきてちょっと休憩してから、さあ捌こうか!っと思ったら水が出ない。
この家は3階にあるのでもともと水の出が良くありません。
そこに来て休日なので、各家に人がいる為水がなお更上がってこないのです。
夕方になってようやく流れるようになってきたのですが、今度は電気が暗くて見えない。
というわけで・・・日曜日は鰹を食べることが出来ませんでした。

あー、早く鰹が食べたい・・・
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by frutta_di_mare | 2009-01-05 09:38 | イタリア・シラクーサ

一人新年会

1月2日まで終わったのですが、なんとなく新年を迎えた気がしません。
「正月休みが無い」のも理由の一つとしてあると思いますが、
やっぱり宗教上の違いなのだろうと自分では結論付けています。

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本題に入る前に訂正を。
31日の料理説明で「食前酒」がありますが、これはパキーノで飲まれているものではなく、
パキーノ産のワインを使った、ということでした。
(本文も直ぐに書き直します)
-----*-----*-----*-----*-----

さて。
元旦の仕事は昼営業まででした。
そんなにお客さんはこないんだろうなーなんて呑気に構えていたら満席!
酔いのさめない、そして飲みすぎで気持ち悪がっている店のスタッフが居る中、
あわただしく時は過ぎていったのでした。

家に帰ってきたのが16時過ぎ。
どこか行こうにも店は閉まっているし、翌日も仕事なので友達は早々に引き上げてしまいました。
さーてどうしようかな・・・と考えて思いついたのが、
「一人新年会をする」
イタリアに住んでいるとは言え、やはり日本人。クリスマスよりも元旦の方が重要なのです。

ちょっと話が逸れますが。
ここのお店はクリスマス期間の24日~27日は休みになるのですが、23日の日にお土産が各自に手渡されます。
それらはspumante(スプマンテ;スパークリングワイン)とpanettone(パネットーネ;クリスマス定番のお菓子)。
私は22日の朝にSiracusaを離れたので、28日の日に「masaの分だ」と手渡されたのでした。

というわけでワインもあるし、簡単ながらも何か一通り出来るかなと思い冷蔵庫を開けました。
Sicilia産のチーズを買っておいたので「ワインに合うかどうかは知らないけれど、それを前菜にしよう」
と取り出してみたら、カビてました・・・
スーパーが休業になる前に買った物なのにカビてしまったのがちょっと残念でしたが、
有り合わせのもので次のようなメニューを作りました。

<vino ワイン>
Murgo (nerello mascalese) Metodo Classico Brut 2005(スパークリングワイン、Sicilia Catania産)
Murgo Etna Bianco 2007 (caricante e catarratto、Sicilia Catania産)
(興味がある方はこちらをどうぞ http://www.murgo.it)
<antipasto 前菜>
パキーノ産ミニトマト 数粒
<primo piatto プリモピアット>
あかざえびのスパゲティ
<secondo piatto セコンドピアット>
鯛の・・・何て言うんだろう?

一応説明をば。
前菜は上記の理由で、ミニトマトを数粒食べただけ。
このPachinoパキーノというところはSiracusaから南に50kmほど下ったところなのですが、特にトマトが有名。
先日買い求めたパキーノ産のドライトマトが美味しかったので、ちょっと高いけれど生トマトも買っておいたのでした。

スパゲティのあかざえびは、残念ながら冷凍もの。
生を市場で買ったとしても、直ぐに食べなかったとしたら悪くなって捨てるか冷凍保存。
どうせ年末でお店は開かないし、だったら冷凍でも仕方ないかと思って買っておいたもの。
残り僅かだったスパゲティを全部茹でたらかなり多すぎました。
でも「食べ物を残して捨ててはいけない」のが当家の不文律(多分)。
なので残さず食べました。

鯛は日本のと同様の赤いのをたまたま買っておいてました。
元旦を意識していたのでは無いけれど、「運よく残っていた」と言うべきなのかも知れません。
それを軽く両面炒めた後に煮てみました。
店で出している料理に近いけどちょっと違うので、何と言うのかは分かりません。
強いて言うなら「鯛の煮物」なのでしょうか?

何はともあれ元旦に「めで鯛」を食べることができたのが日本人として満足。
外国に居ておせち料理は無理としても、鯛が食べれたことは私としては良かったです。
強いて言えば、日本酒が飲みたいなぁーと思ってしまいました。
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by frutta_di_mare | 2009-01-03 10:20 | イタリア・シラクーサ

当店のil cenone (大晦日の正餐)

★ Auguri!

いつ突然にブログを終了するかわかりませんが、今年もよろしくお願いいたします。

今日は朝から大量の仕込み。
昼営業なんてしなきゃいいのに・・・とホールの人たちから声が上がるほど。
というのも仕込みがありすぎて、お昼ご飯の準備をしていなかったから。
まぁ発言としては分からなくもない。

昼間の来客は数名しかありませんでしたが、むしろ助かりました。
昼営業が終わって家に帰れたのが5時過ぎ。

夜は全て予約のみ、コースメニュー1つだけ。
なので仕込みは大変でしたが営業になればラクなもんです。
23時半には厨房が片付いて、シャンパングラスを片手にテレビを見ていました。
RIMINIから実況生中継でカウントダウンの番組があったのですが、
この時間帯だけを見ているとちょうどNHKの紅白歌合戦のよう。
というと語弊がありますが、ようは歌を歌っているわけです。
聞いたことがある曲はもちろん、どれも踊れるような曲ばかり。
こちらのDiscotecaディスコは老若男女が集うので、わりとそういう曲ばかりでも大衆に受け入れられやすいのでしょう。
日本は世代によって好む音楽が違うので視聴率が年々低下していくのも分かる気がしました。

新年を迎えたら、まずは厨房内でAuguri!(おめでとう!)
それからホールに出て、シャンパングラスを手に挨拶を交わします。
お客さんとも挨拶を交わし、写真を撮ったりしました。
その後piazza Duomo(ピアッツァ・ドゥオーモ;大聖堂の広場)で催されているfestaに行く予定だったのですが、疲れていたので解散となりました。
最初は「5時くらいまで飲んで、masaの家に泊まる」と話していたのですが・・・
なので仕方なく一人で出かけて様子だけ眺めてきました。
爆竹はバンバンなり、大音量で音楽は流れ、沢山の人たちが集っていました。
明日が仕事じゃなきゃねぇ・・・とは誰彼ともなく言ってた言葉。
ちなみに現地時間で深夜3時。
まだまだ大音響で音楽は流れております。

★ Il cenone (大晦日の正餐)

Don Camilloではお一人様150€、次のようなメニューでした。
写真は撮ったのですが(全ては取れなかったけれど)、回線事情で掲載は断念します。
疲れたし眠いのだけど、とにかく忘れないうちに載せておこうと思います。

<anti pasti 前菜>
tartara di gamberi su gelatina di insalada di pomodorini Pachino e aperitivo Pachino
えびのタルタル、パキーノ産ミニトマトのサラダのジェリー仕立てを乗せて
パキーノの食前酒
(パキーノで飲まれている食前酒;vino cottoワインシロップ、ジン、スプマンテを混ぜたもの)
consommè di scampi
あかざえびのコンソメ
verticale di frutti di mare gratinati
海の幸のグリル
(verticaleの意味が良く分からないのですが、全て貝類だったのでそういう意味合いがあるのかも?そして5種類の貝を提供しましたがパン粉を使ったのは1つだけで、全て味付けが違います)

<primi piatti パスタ>
tagliolini all'orientale
タリオリーニの東洋風
(これは面白かった!日本風塩辛スパゲティがこちらでもうけるかも知れません)
ravioli di cernia con salsa Siracusana e fonduta di pecorino Siciliano D.O.P
ハタ(魚)のラビオリ、シラクーサ風ソースとシチリア産D.O.Pのペコリーノチーズのフォンデュ

<secondi piatti メイン>
variazioni di pesce spada e frutta secca
かじきまぐろのバリエーションとドライフルーツ
(ドライフルーツとなっていますが、ピスタッキオ、アーモンド、ヘーゼルナッツのナッツ類です)
gamberini alle zucchine in crosta dorata al miele di zagara
えびのパイ皮包みの黄金焼き、ズッキーネのソース オレンジの花の蜂蜜風味
cotechino e lenticchie
コテキーノとレンズマメの煮込み
(コテキーノとは豚肉・脂身・皮で作る腸詰の一種。レンズマメは年越し料理の定番)

<dolci デザート>
musse di limone di Siracusa e salsa di fragoline
シラクーサ産レモンのムースとイチゴのソース
dolcetti per la mezzanotte
深夜のためのお菓子
(年越しを迎えたときに出す、ちょっとしたお菓子)

ついでに感想も書いちゃおう。
火曜日の夜が混んで通常メニューが出切ってしまったこともあり、通常の仕込みと特別メニューの仕込みの両方をやったので尚のことバタバタしました。
でもおかげで元旦の朝はパンを仕込むだけでやることがほぼ無いんですけどね。
そしてラビオリ(詰め物パスタ)なんて日ごろ作らないんだから、提供したいなら業者に頼めばいいのに(!)って真剣に思いました。

日本人が大好きな麺類ですが、コメントしたように東洋風は面白かったです。
いか、ひめじ、あかざえび・・・あと何だったかな、ともかくそれらを生のままで味付けしておきます。
魚介に火が入らないように気をつけながら温めておき、茹で上がった麺と絡めます。
あらかた絡んだところに生うにをどわっと入れ、ささっと混ぜて終わり。
生うにの濃厚さや殆ど生のいかが日本の塩辛を連想させました。
ホールから帰ってくる皿をいくつか見る限りでは、お客さんの受けも良かったようです。
明日時間があったら、シェフに詳しく聞いてみようかなと考えています。
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by frutta_di_mare | 2009-01-01 10:56 | イタリア・シラクーサ