da Siracusa

シラクーサの友達から E-mail が届いた。
" いつ戻ってくるの? "
その内容はイタリア人らしい、ちょっとオーバーな文面で、読んでいてふっと笑みがこぼれた。


9月のそれは一時帰国のつもりだった。

家庭の事情と、ちょっとした気分転換(?)も兼ねて。
12月には戻ってこようと思って荷物を預けておいていたし、
クリスマスから年始にかけてはシラクーサで過ごす約束もしていた。


ある出会いがきっかけで東京都内で働くことにした。
どうするかかなり迷ったし、友達にも相談を持ちかけた。
ある意味、志半ばでの完全帰国。イタリアに戻るべきか、否か。

日本とイタリア、地方と首都圏。
過ぎ去った時間とこれから過ぎていく時間。
知っている事とこれから知るであろう事。

日本経済が依然厳しい状況で生活していくのは大変だけれど、あえて日本に残る道を選択した。


港区にあるイタリアンレストランで働いている。
近隣にイタリアンはもちろん、和洋問わず有名店・高級店がひしめく激戦地にある。

自分がここで何をすべきか明確な課題が与えられているし、見つける努力もしている。
そして、マネジメントも含めたいろんな部分を見れるところが勉強になる。
そう考えると「手放しで」とまではいかないが、ここの店を選んだのは正しかったと思っている。


寒風にコートの襟を立てながら歩いていると、たまにふと感じることがある。
東京の冬はシラクーサと似てるな、と。冷たい風を頬に受けると、何となく思い起こすのだ。
もちろんシラクーサはこんなにきらびやかじゃないし無機質でもない。人だってこんなに居るはずが無いのに。
これもホームシックのひとつなのかな、なんて思うことさえある。


友達には戻らない旨をメールしたが、Natale と新年のお祝いメールは忙しくて送れなかった。
だからなのか・・・?
いまだに返事は届いていない。
[PR]
by frutta_di_mare | 2010-01-04 00:02
<< cammina nel sole トマトソース >>